森のギャラリー 2020

森のギャラリーのはじまり
2020 森のギャラリーPV

森のギャラリーとは

CRAFT
今年で6年目を迎える森のギャラリーは、大量生産、大量消費とは異なる経済循環と木材利用を提案するイベントです。
ほとんどが森林に覆われている中川町では、「木と暮らし」をつなぐ「モノ」は非常に重要です。
つくり手は、自然由来の資源を人間生活に役立てるための加工や制作を行い、使い手は、それらを長期に渡って、慈しみながら大切にしようとする。私たちは、その営みこそが、人間と森が手を繋ぎ合う「森林文化」の理想的な姿であると考えています。
明治のころ、林学の教育研究などを目的に中川研究林が創設されました。中川町と音威子府村をまたいで広がるその森は、複雑な地形と地質のため、様々なタイプの森林が存在しています。その全域が鳥獣保護区に指定されており、貴重な鳥類の生息地にもなっています。
中川研究林では、森林の動態を解明するために1970年代から多数の長期観察林を設定して、長い間この森林を調べ続けています。

森のギャラリーのクラフト展示会場となっている林は、そんな森の研究者たちの活動拠点のひとつ、中川作業所の敷地内に樹木園として植えられた林です。高い木が多く、中に入るとやや暗い、神殿の中にいるような静かで広々とした空間が広がっています。
よく見ると、このあたりには自生していないトチノキなども見られ、人の手によって植えられた林であることがわかります。
ツルアジサイが巻き付いて、どこかメルヘンの世界のような不思議な雰囲気をもつこの林は、ゆったりと散策しながら展覧するのに、とてもちょうどよかったのです。
今年で6年目を迎える森のギャラリーですが、毎年、中川研究林の作業員さんが草刈りをして手入れをしてくれています。この不思議な雰囲気を醸しだすオオウバユリの花を残すよう刈って下さるので、年々この会場の不思議な雰囲気が増してきています。
例年は、この森に集い、銘々にゆったりとした森の時間を過ごしていましたが、今年は、時空を超えてより多くの人と繋がりを持ちたいと考えています。
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